70年代〜90年代の名機の思い出を投稿してもらうコーナーです。e楽器屋店長とアシスタントのキラちゃんのコンビがお送りします。
中古ショップにも並ばないほどの人気機種
Roland SC-88 Pro
音源モジュール 発売時期 1996年 定価￥89,800
店長、今日は「Roland SC-88 Pro」というなつかし楽器投稿が届きました。
これは、ローランド音源モジュールの集大成的モデルでベストセラーで、MIDI時代のDTM音源の最終完成形と言える逸品だ。
DTM音源っていうのは、はじめてだけどこれって？
シンセサイザーの鍵盤を除いた音源部分だけを、机の上にも置けるようなコンパクトなサイズに収めた機材。これ一台でドラムからピアノまで、あらゆる楽器の音が出せる。
鍵盤もないし、どうやって演奏するのかしら？
基本は、音楽ソフトをインストールしたパソコンと、MIDIやUSB対応の鍵盤（キーボード）の2つをつないで使う。当時はDTM（デスクトップミュージック）といってすごく未来的に感じたのだ。
では、Roland SC-88 Pro を実際に使っていた、という方の投稿で〜す。
私は音楽が好きなのに楽器ができません。それまでは聴くことしか出来なかった音楽ですが、DTMという楽器が出来なくても音楽を作る方法があるのを知り、飛びつきました。
パソコンは好きで使っていたので、何が必要なのか調べると、どうやら音源とそれを操作したり曲を作るソフトウェアが必要とわかりました。が、当時、どちらも高い品物で大出費となりました。
その頃のパソコンは今のほどCPUのパワーもなく、メモリも小さかったので、音楽のためには外部の機器が必要だったのです。
その時買ったMIDI音源はローランドのSC-55mkIIという、「SOUND Canvas」という名の安い機種でした。その後、DTMの雑誌を読むようになって、上位機種であるSC-88 Proのことを知りました。
親しみを込めて「ハチプロ」と呼ばれていたこの人気モジュールは、当事MIDI界でヤマハと戦っていたローランド肝いりの機種だったのです。
その頃のSC-88 Proは、中古ショップにも並ばないほどの人気があって、何とかネットオークションで手に入れました。届いたSC-88 Pro、とっても嬉しかったです。
パソコンとの接続は今のようにUSBがあるわけでなくシリアルポートに繋ぐものでした。電源を入れたときのウインドウのオレンジ色の光はいつもほっこりさせてくれました。MIDIデータを再生させるとイコライザーが波模様を描き、うっとり見ていたものです。せっかく買ったのに再生用のほうが多かったような気がします。
今は箱の中で眠っていますが、音楽に夢中になっていたあの頃の空気も一緒に眠っています。
投稿者：神奈川県在住 A.Nさん（50代）
どうしても手に入れたかった気持ち、伝わってくるわね。
このSC-88 Proの発売までに、SC-55、SC-55mkII、無印のSC-88と進化してきて、SC-88 Proで完成形を極めたといっていい。このあと、さらに機能は向上したモデルが続くが、USB搭載機がメインになるなど徐々にコンピュータ機器化していったため、楽器としてのDTM音源としては、このSC-88 Proが最高峰と呼ばれているのだ。
なつかしエピソード募集中
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’96年 音源モジュール
中古ショップにも並ばない人気
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憧れ！無数のフェーダーに感動
’67年 エレキギター
みんなの視線も熱かったライブ
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’96年 シンセサイザー
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’95年 カセットMTR
何度も失敗しながら汗だくの宅録
’83年 シンセサイザー
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’87年 エレキギター
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’77年 エレキベース
女子高生も愛したリッケンレプリカ
’90年 エレキギター
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’93年 ドラムマシン
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’93年 エフェクター
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’79年 エレキギター
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’88年 エフェクター
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