BOSS SE-70

デジタルエフェクター発売時期 1993年定価￥68,000

店長、今日は「SE-70」というなつかし楽器投稿が届きました。

現在も多くのミュージシャンに支持されているBOSSが1990年代に発売していたハーフラックサイズエフェクターシリーズの多機能モデルだね。前モデルのSE-50とともにベストセラーになった一台だ。

見た目的にはかなり高性能な感じね。どういうことが出来るのかしら。

これまでBOSSが発売していきた様々な種類のコンパクトエフェクターが、デジタル化によりギュッとその機能を詰め込まれ、ディストーションやコンプレッサーもデジタル処理により実現していた。アマチュアでもプロ並な多彩な音作りができたのだ。

でもこの小さなボタンだとライブの演奏中の切り替えてが難しそう。

SE-70にフットコントローラー（MIDI）をつないで操作ができるようになっていてライブでも使えるには使えた。ただデジタルなので切替時に音が一旦途切れるのでライブでの利用は苦戦していた。その代わり、エフェクト機能は十分すぎる程高性能で、プロのレコーディングスタジオなどでも使われたんだ。

では、SE-70を実際に使っていた、という方の投稿で〜す。

当時、コンパクトエフェクターを大量に使いすぎて、持ち歩くのが大変になってきたために当時流行っていたハーフラックサイズのマルチエフェクターを購入しようと思いました。その中でも馴染みが深いBOSSの製品を選びました。購入場所は、御茶ノ水の下倉楽器でした。

ライブでの使用を目的として買ったのですが、あまりに色々なサウンドが出せるのでデモテープ作りに多用したのを覚えています。カセットテープのMTRとリズムマシーンとこのSE-70で出来る事が大幅に増えて、異様に凝ったデモテープを作るようになってしまった為にライブで再現する事が出来なくなってしまい困ったのを覚えています。

チューナー機能も付いていたので、ライブではこれ一台で全て出来て便利でした。壊れるまではライブ、デモテープ作りと本当に大活躍のエフェクターでした。

投稿者：東京都在住 T.Sさん（30代）

「異様に凝ったデモテープ」というのが気になるわね。

この投稿者と同じような経験をした人は沢山いるんじゃないかな。この時代からギタリストも、演奏だけじゃなくて楽曲制作やレコーディングを積極的に取り組むようになっていった。

とにかく困るくらい色んなことが出来たのね。

少し敷居の高かったマルチエフェクターを、ギタリストに馴染みのBOSSブランドで発売されていたことで、安心して購入した人は多いね。ちなみにBOSSはローランド社だ。